ドームハウス建築予定地の北側には杉木立があります。
北側なので、風除けにいいのですが、うっそうとしすぎていて
少し間引くことにした。
なんとか自分でやってみようかとも思ったのですが
さすがに危険を感じたので、誰かに頼むことにしました。
丁度、7月に父親の3回忌があったときに、
いまだにバリバリの現役で林業に携わっているおじ(父親の兄)に
相談してみると、快く引き受けてもらえたので
長い長い夏が過ぎて涼しくなった今日
ついに決行することとなった。
自分自身も木に携わる仕事をしていながら、地面に生えている木との
関わりはほとんどないのが実情なわけで
内心、今日が来るのを7月から首を長くして待っていたのです。
それはそれは、迫力の有る一大行事となりました。
さすがにこの道数十年のおじの手際は鮮やかです。
まずは手始めに一番短いひのきをあっさりと簡単に倒すと
次は、中くらいの大きさの杉を、狙った位置に倒しこむ。
その次はいよいよ一番大きな杉
メリメリと風圧を伴って倒れこんできます。
木を伐り倒すなんて、初めて見たので感動モノです。
後から切り株を覗き込んでびっくりしたのですが
切り株の中に水がなみなみと溜まっていました。
毛管現象で吸い込んでいた水が、伐られたことによって
一気に切り株に逆戻りしたのかな?
と勝手に想像してみたんだけどどうなんだろう。
立ち木を切ったら、1~2ヶ月は枝をつけたままにしておくと乾燥が早くなる
というおじの言葉を聞き、なるほどとうなずく。
根っこは吸い上げる機能で、葉は放出する機能なのかな???
そういえば、木は秋に切って一冬そのまま山に放置して
雪が解けてから運搬すると言うことを聞いたことがある。
先人たちの知恵なのですね。
最後に、最近までそれが漆の木だとは知らなかった
大きく育った漆の木を切ってもらい、ひとあんしん。。
しばらくは近寄らずにいないと、弱い人は近寄っただけでかぶれるらしい。